伝統の技術で造る「現代風」のお庭

四季庭野考える三つの要素 自然から学ぶ心
 過去の造園史をひも解いてみますと、様々な造園技術が発揮された場面では、その時代に暮らす人々の社会的要求が、必ず背後に存在している事が分かります。話を現代に置き換えて考えてみますと、今の我々の置かれている環境条件の中で、私どもの持つ伝統的造園技術は、そのエッセンスを現代の庭の中によみがえらせる事で、皆様の暮らしの中で様々なお役に立つことができると思います。

  「現代風の庭造りNo.001」とはこのように、今という現代を生きる私たち作り手が、庭あるいは外構という舞台で造園という技術分野を通じ、現代人の様々な要求に対して、より良いものを提案し造り上げて行こうとする考え方の事です。

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四季庭野考える三つの要素自然から学ぶ心
 まずお客様に対して、現代人にマッチした全体イメージの提案を行っております。重厚感、暖かさ、ぬくもり、どこかの街並み風といったキーワードから始まり、使用する各種の素材の質感や色調の統一、建物や建具との調和などにも配慮します。

四季庭野考える三つの要素 自然から学ぶ心
  階段の多いステップには手すりやフットライトをつけるなど、これからの高齢化社会にも対応し、現代人に 不便さを感じさせないような素材を選択して使いやすさの提案と快適性の追求を考えます。

四季庭野考える三つの要素 自然から学ぶ心
 庭に癒し、潤い、落ち着きを持たせられる様な設計を常に心掛けております。日本古来からの樹種を選択して庭に蝶や鳥を呼ぶ工夫をしたり、四季おりおりに咲く花や手入れを楽しむ庭、収穫や育てることなどで日常の愉しみを感じ取れる庭などを提案致しております。

  また、深夜型の生活様式にも配慮し、夜間の照明やライトアップで庭の景観を愉しむ事にも積極的に取り組んでいます。